タイムラグ

狂おしいほどに人を愛せた事はなかった

きっとあなたに対しても

それでも時々胸が熱くなるように

思い出される温かさが

今の私を冷やしてしまう

 

一緒に歩けていたのかな?

終わる事が本当だったのかな?

正解なんて絶対的でからっぽなものが

私たちが刻んだ時間ではないよね

私はそう信じてる

 

いつも後になってから気付いている

他人(ひと)が私にくれたもの

染み込んでいくまでのタイムラグが

霞んでいく影だけ残し

私をまた置いていってしまう

 

どれだけ気付けてたかな?

どれだけ気付いてもらってたかな?

全部はいらないし受け取れはしないから

私たちの無言のやりとりはただそこに

私はそう信じてる

 

私はそう信じてる 今でも