その時がくるまで

大切な人が知らないところで

もういなくなっていた事を知って

ただ悲しさと 理解できない喪失感で

色んな物が暗く見えた

 

その時に涙を流してしまえば良かったんだと

少し後悔さえしている

最後に一目顔を見る事さえできなかった

 

その時から涙を流す事はしてない

流してはいけない気がして

きっとまた涙が溢れそうな時がやってくる

その時までは我慢しよう 誰のためでもないけれど

 

自分が死んで泣かれるくらいなら

大事な人が死んで私が泣く方がいい

長生きできるとは思っていないけれど

それができるのならそうしよう

 

この先も

誰かをちゃんと愛して生きる事なんて

出来ないかもしれないけれど

もし誰かを想って 想われて生きれるのなら

生きる事なんてそれでいい 十分すぎる

 

私の番がくるまでは 大切にできる人がいるまでは

ちゃんと想っていられるように そんな時間を多く持てるように

生きて 歌って 笑っていましょう